化工品カタログ_2015DEC
15/56

工業用品事業【ホース】ゴムホース一般成形ホース 製造制約条件肉厚上限値内径上限値片端拡径限界率160%17mm肉厚下限値(内径φ20未満)1.5mm肉厚下限値(内径φ60以上)都度検討肉厚下限値(内径φ20~40未満)2.5mm肉厚下限値(内径φ40~60未満)4.0mmφ140内径製造限界長さ2000Lφ13未満3000Lφ13~35未満2000Lφ35~40未満1500Lφ40~60未満都度検討φ60以上130%15mm2.5mm都度検討3.5mm5.0mmφ115総ゴムホースホース種項目ブレード入りホースPS成形ホース 製造制約条件ホース種項目リターンサクション推奨曲げ角範囲(挟み角)製品眼界長長短R間直線長最大曲げ数25以上35以上0~80°上記以外の範囲800903035端部ストレート長さ40以上S曲管P般曲管一使用圧力が1MPaに満たない際に使用します。材質は、内層NBR/外層CR/補強ビニロンフィラメントとなっております。弊社 PS(パワーステアリング用)成形ホースは以下の通りです。①低圧リターンホース一般成形ホースの用途は、大別すると①油圧ホース、②ウォーターホース、③燃料ホース、④吸・排気ホースの4用途になりますが、構造ごとに細分化すると下記の分類になります。使用圧力が1MPaを越える、ギアボックス出口付近で瞬間衝撃が大きいといった場合に使用します。標準的な評価試験として、高温衝撃試験を行いますが、当ホースの基準は「2MPa×100万回(油温120℃ 雰囲気温100℃)にて異常なき事」と設定しております。①の低圧リターンとは、補強糸の打込数のみ異なります。②昇圧リターンホースポンプへフルードを供給するラインに適用いたします。基本的に負圧耐性メインの評価となりますので、ユーザー判断により、補強無しの総ゴム管とされるケースも少なくありません。その際は、オゾン耐性を確保する為に、外面にCSM(ハイパロン)を薄膜状に被せた二層構造といたしております。③サクションホース通常リターンホースでは、ステア反応重視の為、膨張量を抑える事が要求されますが、経路によっては「ウォーターハンマー音」が発生する事もあります。この異音を解消する為に、弊社では高膨張率のリターンホースも作製しております。一般的に、高膨張ホースでは耐久寿命が短くなる傾向がありますが、弊社ホースでは、その点を充分考慮し、脈動耐性との両立を確立しております。④高膨張リターンホース海外ユーザーにおいては、試験条件が135℃(又は150℃)となっている場合が多く、国内一般で使用するNBR/CRでは満足出来ない事から、耐熱材料が用いられております。弊社では、耐熱材料としてアクリルゴム(ACM・AEM)でもホースを成形致しております。(現在塩素化ポリエチレン(CM)成形は行っておりません)ACM・AEMはその軟度から、同肉厚に於ける負圧耐性がNBRよりも劣ります。よってサクションホースへの適用は、充分な検証が必要となります。また油に対する初期膨潤がNBRよりも大きい為、実使用油にて飽和膨潤状態性能を確認する必要があります。●1本のホース中には、2種の曲げRまで問題無く製作可能です。 ●マンドレル作製の都合上、R間直線長がマイナスになる(=捻り形状になる)ものは作製不可となります。 ●リターンホースにおける片端拡仕様は、補強糸の摩擦疲労破断を招くおそれがあり、事前実機耐久確認が必須となります。 ●上記一覧は基本設定であり、範囲を超える項目がある場合には、トータル判断にて製造の可否を決定させていただいております。●基本的に、ユーザーを問わず同素材を用いる事を前提としておりますが、特殊サイズ・特殊仕様のご要望も随時検討・対応いたします。 ●検討の際には、常用圧力、瞬間最大衝撃圧力、圧力立ち上がり速度、流体及び雰囲気温度、流体種、負圧の発生の有無、サイズ及び寸法許容差、ホース座標(又は形状図)を提示願います。⑤耐熱ホース常用圧力49kPa以下に適用いたします。オゾンの攻撃を受ける為、材質はEPDMやCRといった耐候性を有するものにする必要があります。吸気系には問題ありませんが、正圧側での使用の場合、補強層が無い事で加圧時の外径変化が大きくなる為、他部品とのクリアランスは多めに取る必要があります。A.単層総ゴム管単層ゴム管にオゾン耐性を付与する為に、耐候性材質を薄膜状に被覆したものです。燃料ホース等に用いられることが多く、NBR/CSMで製作される事が大半となっております。CSMにおいては外層ゴムとして薄膜状に被覆することが一般的ですが、フッ素ゴムの様な高価な材質を、内層薄膜(ライナー)とする場合もあります。B.二層総ゴム管総ゴム管に耐圧性を持たせる為、編上げ補強を施したものです、補強層がさらされている為、外部干渉物の有無に気を配る必要があります。C.単層ゴム管外装補強 D.二層ゴム管外装補強一般にホースと呼ばれるものの大半が、この中間補強ホースです。内層ゴムは流体に応じて決定されますが、外層ゴムは耐候性・耐熱性を求められる事が殆どです。(耐油性を求められる場合もあります)耐圧強度は全て補強仕様により決定されます。E.二層ゴム管中間補強Dに更に外層ゴムを被覆したものです。安全度は非常に高く、弊社ではガソリン用ホースとして用いております。●一般成形ホースは用途が広範囲な為、設計基準がPSホースと異なっております。 ●形状も、拡径仕様、1品番中に数種の曲げRを施すことも可能です。 ●お問い合わせの際には、正式出図された図面でなくとも問題ありません。マンガ図、メモ等でも「検図」として検討し、結果をご連絡・ご報告いたします。 ●最適な製品をご提供する為、ユーザー様と情報交換(コミュニケーション)をさせて頂き、その一環として提案・申請等を提出させていただく事があります。F.三層ゴム管中間補強A単層総ゴム管B二層総ゴム管C単層ゴム管外装補強D二層ゴム管外装補強E二層ゴム管中間補強F三層ゴム管中間補強14http://www.kohshin-grp.co.jp/ホース事業コーティング事業シート事業健康関連事業

元のページ 

page 15

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です