化工品カタログ_2015DEC
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本カタログに掲載のホースをより安全にご使用いただくために、ご使用前に下記注意事項を必ずお読みいただき、正しい使用方法をお守りください。各項目の注意事項を守られなかった場合に生じた人的・物的損害について、弊社はその責任を負いかねますので必ず注意事項はお守り下さい。■ホース内部の流体により、適切なホースを選定してください。薬品、溶剤、酸、アルカリなど流体の種類によりホースの材質に膨潤や硬化の変化を生じさせるものがあります。耐薬品性データ等でご確認いただき、使用可能な流体につきましてもできるだけ安全率を大きく考慮しご使用下さい。■毒性の強い薬品や危険性の高い薬品(高濃度酸、高濃度アルカリ、爆発・引火性ガス等)につきましてはご使用できないものがあります。ご使用前に必ずお問い合わせ願います。●流 体■衝撃圧を生じる様な急激なバルブの開閉はおやめください。■始動時は、伸縮によるホースの動きがありますので、ホース周辺に人、または倒壊の恐れのある障害物のないことを確認の上、始動してください。■ホースを引っ張って設備、機械を移動することはおやめ下さい。また設備、機械、車両等を移動する際ホースに直接応力がかかる状態での移動はお避け下さい。●使用中■使用後は、ホース内部の流体を完全に排出してください。■ホースを巻き取る場合は許容曲げ半径以上でできるだけ大きい曲げ半径で巻き取り、ねじれを生じないようご注意下さい。■ホースの変形や材質劣化を防ぐため、保管は直射日光を避け風通しの良い平坦な冷暗所とし、高温によるホースの変形にご注意ください。●使用後〔ホース選定時の注意事項〕■運搬時は地面を引きずらないでください。■積み込み、荷下ろしの際は、投げ入れ、投げ落とし等でホースに衝撃を与えないでください。■フォークリフトによる荷下ろしの際は爪での傷つけがない様、十分ご注意ください。■吊り下げの場合は、集中荷重によりホースの変形、破損が生じるおそれがあるため、スリング、吊り具による多点吊りとしてください。●運 搬■ホース外面に傷、クラック等の異常がないか。■硬化・黒化、膨潤等の材質の著しい変化がないか。■補強糸のずれ、補強層への浸水、内層の剥離はないか。■接続部のゆるみ、抜けはないか。●使用前■ホース自体、または接続部からの漏れはないか。■運転直後に新たな変形の発生(伸び、膨れ、つぶれ等)はないか。■圧力、流量、流体、及び環境温度の異常はないか。●使用中■ホースの変形や材質劣化を防ぐため、保管は直射日光を避け風通しの良い平坦な冷暗所とし、高温によるホースの変形にご注意ください。■ホースは、積み重ねたり、重量物を上に載せたりすると、荷重により変形します。また、変形による荷崩れの恐れもあるため、十分にご注意ください。●保 管〔保管・運搬時の注意事項〕日常の始動前、および運転中に、下記の点について検査を行い、異常がみられた場合は、ただちに新品との交換または異常部分を除去する等の処置をお取りください。食品用ホースについては、上記の注意事項に加え、下記の点にもご留意願います。〔保守・点検時の注意事項〕■使用済みのホースは廃棄物処理法および地方自治体の法規に準拠し産業廃棄物として廃棄して下さい。〔廃棄上の注意事項〕■ご使用前に、清浄な水、温水でホース内部を十分に洗浄してからご使用ください。■ご使用後は、ホース内部の流体を完全に排出し、清浄な水または温水でホースの内部を十分に洗浄し残留物のないようにご注意下さい。■ホースは材料特有の臭気があります。ご使用の条件によっては食品に臭気や味の変化を生じる場合がありますので、事前のご確認をお願い致します。■本カタログに掲載の食品用樹脂ホース※1は食品衛生法・食品添加物等の規格基準 昭和37年厚生省告示第370号(改正平成18年厚生労働省告示201号)の油脂及び脂肪性食品に対する溶出試験を除く基準に適合しております。■油脂及び脂肪性食品や油脂及び脂肪性食品を含有する食品にご使用の場合はお問い合わせ下さい。※1.ゴムホースの食品用途へのご使用については別途お問い合わせ下さい。※2.ここへ記載しているご使用方法はホースの一般的な注意事項であり、ご使用目的の流体や設置・接続方法など用途によってはご使用できない場合がありますので詳細はお問い合わせ下さい。※3.本カタログに掲載している「許容圧力」とは常温直管状態において許容できる最大圧力であり、金具・バンドの組み合わせや常温以上で使用する場合など条件によって許容圧力は低下します。〔食品用ホースについての注意事項〕「油脂及び脂肪性食品」の定義については、「食品、添加物等の規格基準の一部改訂について」(昭和48年環食化第541号)の記の第2の2に定義されているように「食品中又は食品表面の油脂含量がおおむね20%以上で、乾燥した固形食品以外の食品」であり、例えば、牛脂、植物油、ハム、ベーコン、牛肉、豚肉、チョコレート、ポテトチップス、てんぷら、油揚げ、さつま揚げ、コロッケ、トンカツ、マヨネーズ、ドレッシング、チーズ、バターなどが含まれます。また、「油脂又は脂肪性を含有する食品」としては、上記の食品だけでなく、それらを用いた食品、例えば油脂で炒めたり、焼いたり、揚げたり、炒めてから煮た食品、及び脂肪性食品を材料としている食品がすべて含まれます。具体的には、ハンバーグ、ぎょうざ、からあげ、肉団子、カレー、ビーフシチュー、肉じゃが、野菜炒め、きんぴらごぼう、油や油揚げを含む煮物、ポテトサラダ、ドーナツ、ケーキ、クッキー、かりんとう、あげせんべいなどが挙げられます。《油脂及び脂肪性食品について》■ホースの開梱の際は、ホース自体の反撥力により端部の梱包を解いた場合ホースが跳ね返る場合がありますので十分ご注意ください。■加圧・減圧によるホースの伸縮があるため、ホース長さは配管距離に対し長めにご使用ください。特にホースをつないでご使用の場合は、末端の接続部と共に中間の接続部にも伸縮による力のかからぬ様ご配慮願います。■ホースには、梱包状態での巻きぐせがあります。耐圧力の低下を招くおそれがあるため、配管時にねじれを生じない様ご配慮願います。■ホースは許容曲げ半径以上でお使い下さい。また、ポンプ接続部直後での曲げ使用は耐圧性能の低下の原因となりますのでお避けください。■機械の運動、振動部分、または高温となる部分に直接接するような設置はおやめください。また、接触する恐れのある部分は、サポート、当て板等で保護してください。■道路、通路等を横切っての使用はおやめください。仮設によりやむを得ずご使用の場合は、注意喚起の表示をし、車両等による踏みつけ防止の措置を講じてください。■垂直部でのご使用は、ホース自重と内部流体の重量が、ホースに直接かからない様に、壁面に固定するか、ロープ、ワイヤーなどをホースに沿わせ、伸びに対する補強の措置を講じてください。■ホースを水平に吊り下げてのご使用はお避け下さい。ホースの自重と内部流体の重量によりたわみが生じホースを破損する恐れがあります。●配 管〔ホース使用時の注意事項〕ご使用にあたってホース事業コーティング事業シート事業健康関連事業08http://www.kohshin-grp.co.jp/

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